11/01/2010

テクノロジーが目指すべきこと

山中でよく見た光景として、携帯電話でガイドやポーターが信号が途切れながらも通話していることでした。興ざめと映る人もいるかもしれませんが、彼らの会話の内容は、次の村を越えて次の村まで足を伸ばすので、そこのゲストハウスで会おうとか、これから行く先の宿に電話をかけて、部屋の予約を取ったりするものが多いようです。今までであれば、村と村をつなぐコミュニケーション手段は、伝言によるものがほとんどだったわけですから、観光産業の質や効率を上げる上で、携帯電話は山岳地帯にコミュニケーション手段を張り巡らせるための絶好のテクノロジーです。

加えて、もし、その携帯電話網がきちんと3G、LTEやより高速のデータ網へと拡張されていけば、山岳地帯の村にいながらにして、学校でコンピューターの教育を受けた子供たちが、伝統的な山岳民族としての暮らしを踏襲しながら、Appsを開発して利益を得られるようになるかもしれません。
発展途上国でよくおこりがちな話として、政治家や一部の特権階級による経済力支配があります。山岳民族も自給自足的な生活をしているとはいうものの、徴税システムや貨幣経済の中に組み込まれているわけで、これを否定することはほとんど無理に近い話です。こうした特権階級による冨の支配を崩壊させ、国民だれにも機会の均等を与えるために、携帯電話網の高度化と展開はとても重要な意義を持つと感じます。

携帯電話テクノロジーを発展させ、発展途上国への普及の一翼を担う携帯電話テクノロジーを取り扱うハイテク企業は、近いうちにノーベル平和賞の対象になってもおかしくないのではと心から思います。

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